豊かな自然に囲まれた今田町釜屋に佇む茅葺屋根の日本家屋。 そこは、最強の十割そばが味わえると評判の店。
店内に入ると囲炉裏や古家具が情緒ある雰囲気を醸し、これから味わう蕎麦に期待が膨らむ。奥様いわく「囲炉裏の和室から、しだれ桜を眺めながら味わう蕎麦は格別ですよ」とのこと。
今回はご主人おすすめの「もりそば」を頂くことにした。白っぽく少し透き通ったお蕎麦は、なんと80㎝の長さがあり、口に運ぶと十割そばとは思えないほどのみずみずしさ。その秘密をご主人に伺うと、丸抜きという製法で黒い殻を除いた後に、石臼で自家製粉すると教えてくれた。

蕎麦はお店独自の「裁ち切り」というスタイルで切る。「そば切り包丁よりも鋭利な包丁で、お刺身を切るように生地を引き切ります。そうすることで断面が滑らかになり、空気や水分の浸食を抑えることで、みずみずしい食感に加えて蕎麦の耐久性が強まるんです」とご主人。冷たくしめたザルでも、熱いかけ出汁でも蕎麦が伸びにくいという訳だ。

蕎麦と相性の良い鴨料理もここの人気メニューのひとつ。その中でも是非とも味わいたいのが、鴨ごはん「一姫(いちひめ)」鴨の旨味とそばの実の食感が何とも言えない深い味わいだった。
一眞坊のお蕎麦は、ご主人一人で当日分を製粉しており、売り切れ次第終了。春や秋などの行楽シーズンは特ににぎわうので、旨い蕎麦にありつきたいなら早めにのれんをくぐろう。



北海道生まれ、大阪育ちのご主人。学生時代のアルバイトの延長で蕎麦職人の道へ。大阪府豊中市にお店を開業、その後、篠山市住山の開業を経て、平成25年今田町に移転した。住山の頃から、ご自身で蕎麦の栽培も手がけるなど、本当に美味しい蕎麦を追求し続けている。「蕎麦は本気で向き合えば、その分だけ「味」として返してくれます。これからも精進し続けていきたい」。そう語るご主人は、味には頑固に、お客様には優しい笑顔で向き合い続けている。


■一眞坊

住所:兵庫県篠山市今田町釜屋29-2
電話:079-506-3956
営業時間:11:00〜15:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日振替休業)
駐車場:あり
ホームページ:http://www.eonet.ne.jp/~issinbou/






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